©2008 救命処置を楽しく学ぶ会

どんなコース?

沖縄PSLS_PCECコース

Prehospital Stroke Life Support

Prehospital Coma Evaluation and Care
 

病院前の活動は、傷病者の状況により、3つのパターンに分かれます。

・まず、傷病者が心肺停止であれば、ICLSへ

・心肺停止でなく、外因かつ外傷であれば、JPTECへ

・心肺停止でなく、内因性、または、外傷以外の外因(中毒など)であれば、PEMECへ

ICLS、JPTECは、救急隊の活動プロトコルに組み込まれている地域が多いのですが、PEMECは、最近登場したばかりであり、また、プロトコルに組み込まれている地域はほとんどありません。しかし、左図のようなフローができれば、現場での活動が整理され、救急隊に求められている、"The Right patient in the Right Time to the Right Place(傷病者を適切に、適切な時間内に、適切な搬送先へ搬送する)""resuscitation(命を繋ぐための処置=蘇生を行いながら)"を達成するための大きな武器になると思われます。

PEMECは、内因性または外傷以外の外因を対象としています。対象はバリエーションに富んでおり、標準化するのは非常に大変で、時間を要する作業でした。一方で、「脳梗塞に対するt-PAによる血栓溶解療法」が行われるようになり、内因性疾患の中でも、脳卒中については、急ぎ、標準化を進める必要がありました。そこで誕生したのがPSLS(救急隊員による脳卒中の観察・処置の標準化)です。PSLSは、PEMECから脳卒中の対応の部分を抜き出したものです。

また、続いて、PEMECのうちの、意識障害の部分を抜き出したPCEC(救急隊員による意識障害の観察・処置の標準化)が誕生しました。PCECは、PSLSも含んだものになっています。

何時間のコース?

受講料は?

認定インストになるには?

・PSLSガイドブック2015

 へるす出版

 価格:2,200円+税

・PCECガイドブック2016

 へるす出版

 価格:2,800円+税

教科書、参考書は?

PEMECは、今後活動プロトコルに組み込まれ、JPTECのように、MCが中心となって開催されるようになると予想されます。しかし、まだ学会などに併催される形でのコースが行われるに止まっています。

PEMECコースでは、内因性疾患に対する対応全般を学ぶことができますが、一日コースの時間内ですべてを学ぶことはなかなか困難です。

救命処置を楽しく学ぶ会では、「まずPSLSを学び→PCECを学び→PEMECを学ぶ」という方法を提案しています。PSLS、PCECを学んでおくことにより、PEMECをスムーズに学ぶことができることでしょう。

沖縄PSLS_PCECコースのねらい

対象は?

原則として救急隊員を対象としています。

PSLS、PCECのアルゴリズムは、できるだけJPTECと共通部分が持てるように作成されており、救急隊員にとってわかりやすいものになっています。従いまして、PSLS、PCECコースを受講される前にJPTECの受講経験があることを推奨しています。

まとめますと、

・PCECは、PEMECのうち、意識障害の部分を抜き取ったものです。

・PSLSは、さらに、PCECから脳卒中の部分を抜き取ったものです。

なお、病院前の外傷の観察・処置の標準化であるJPTECが、医療機関で行われるJATEC、JNTEC、JETECへ繋がっていくように、PEMEC、PCEC、PSLSは、それぞれ、EMEC、ACEC、ISLSへと繋がっていきます。

​救命処置を楽しく学ぶ会では、ISLSコースも開催しています。ISLSコースについての情報は、ISLSコースのページをご覧下さい。

PSLSを4時間程度で学んだ後、続けて、PCECコースを3時間ほどで学びます。

​およそ7時間程度の一日コースです

PSLSコース、PCECコースを合わせて¥10,000です。

​教科書代は含まれていません。

認定インストラクター制度はありません。

​救命処置を楽しく学ぶ会のコースでは、JPTEC、ICLS、ISLSなどのコースの救急隊員のインストラクターが中心となって指導に当たっています。